Canon EF→SONY Eマウント変換アダプター「TCS-04」について
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マウントアダプターを買う
先日、レンズのピント調整のために、シグマの望遠レンズと唯一所持しているキャノンのカメラを一緒にメーカーに送ってしまったため、手元にある他のEFマウントのレンズがしばらく使えなくなってしまいました。
しかし、最近になってα7ⅱというソニーのミラーレス一眼を購入したこともあり、そちらでもレンズ資産を活かしたいなと思い、前から気になっていたこともあり、この機会を利用してEマウントのカメラでキャノンのEFマウントのレンズを使用することができるマウント変換アダプターを購入することにしました。
ただし選択肢が無数にあるため何を買ったらよいかわからず。しかもレビューを見てみると、どの商品にも何かしらの問題がありそう…
色々と悩んでも埒が明かなかったので、結局何となく目についたTECHARTというブランドの「TCS-04」を手に入れることとなりました。
早速開封してα7ⅱとEF70-200mm F2.8l IS Ⅱ USMをドッキングしてみましたが、もともと小ぶりなソニーのボディにこのレンズをつけるとかなりアンバランスな印象を与えます。もしSONYのボディをお持ちでこれから望遠レンズを検討している方は、バッテリーグリップを購入した方がいいでしょう。
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緒元
この商品は電子接点つきなので、キャノンのレンズのAFや絞り、手振れ補正などをSONYのボディから制御することができます。もちろんExifデータにもレンズの情報が記録されます。(私の場合は何故か誤ったレンズ名称が記録されていました。)
また、アダプターにはファンクションボタンがついており、初めて使うレンズの情報を読み取らせたり、ピントを無限遠にしたりと、ボタン一つで様々な操作ができます。
ファームウェア更新の際に使用するUSBはTypeCで、下側についています。
一方で、注意していただきたいのはEFマウントでもレンズによっては動作しない可能性があるということで、特に古いレンズなどは注意が必要です。また他の方のレビューを参照してみると、たとえ動作しても、ボディとレンズの相性によってはAF性能にかなりバラツキが出てくるようです。動作確認済みレンズは、焦点工房のサイトに一覧表が記載されているので、まずそちらを確認していただくことをお勧めします。
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実際に使ってみる
早速肝心のAF性能などを確かめるため、近所の公園で使用してみました。AFモードはコンテニュアンス(AF-C)で、エリアはゾーンAFです。なるべく小さい目標を狙ってみました。コントラストやトーンカーブなどは一切触っていません。
ファーストインプレッションとしては、非常に優秀なアダプターだと感じました。確かに大きくピントが外れているような状況では迷うこともありましたが、懸念していたような致命的なAFの性能低下はありませんでした。基本的にはキャノンのボディで使用するのとほぼ同じ感覚でAFを合わせれると思いますし、25,000円分の価値は十分にあると思います。
しかしこのマウントアダプターにもやはり不満に思うところもあり、私の場合では連写時のAFが最初の一枚目の位置で固定されてしまい、2枚目以降はピントが合いませんでした。これは、使用される方の目的によってはかなり致命的な問題となるかもしれません。ただし前述したように、やはりレンズとの相性という側面も大きく影響しているようなので、私が今回使用した70-200mm/2.8以外のレンズだと、連写時でも問題なく動作するかもしれません。私はこれ以外のレンズを保有していないので、すでにこのアダプターを購入済みで他にもレンズを使用された方がいらっしゃれば、教えていただけると嬉しいです。
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まとめ
「かもしれない」を連発してしまい頼りないレビューとなってしまいましたが、やはり社外品であるため、これは他の商品にも言えることですが、動作に関しては何かしらのリスクが伴うことは理解したうえで購入すべきだと思います。確実なAFの動作が保証された製品が欲しいというのであれば、やはり純正もしくはその他サードパーティーから発売されているEマウントレンズを手に入れるほうが確実かと思われます。
けれども、このようなリスクを承知の上で、EFマウントのレンズを持っており、そのレンズ資産を有効活用したいと考えてらっしゃる方にとっては大変魅力的な商品ではないでしょうか。